「エアーたばこ」の勧め

2007年5月9日、読売新聞に掲載されていた厚生労働省研究班の調査による四十歳の男性の喫煙者は寿命が3.5年縮めるとの研究結果が明らかになりました。

そこで喫煙者の方々に「エアーたばこ」をお勧め致します。
「エアーたばこ」とは普段たばこを吸うときに、その「たばこ」実物を持たず「たばこ」をイメージして、吸う動作を行い、煙の代わりにエアー(空気)を吸うことを言います。

ここで大事なのはこれを「禁煙」と思わないことです。

ただ単に「エアーたばこ」を吸えばいいのです。
人間の脳は「禁」という言葉に非常にストレスを感じる方々が多く、例えばダイエットで食事制限を行った場合、食べたい物も食べられない。
いつの間にか食べられないストレスでの反動で余計に多くの食べ物を食べてしまってリバウンドによるダイエット失敗例が非常に多い事が現状です。
そしてたばこについては「禁煙」という言葉をよく耳に致しますが実際に「禁煙」を経験した多くの方々は吸えないストレスにより「禁煙」を失敗してしまう例が多いのが現状です。

そこで、今すぐにも「禁煙したい意志の有る方」には「エアーたばこ」をお勧め致します。
(ただし、たばこは嗜好品なのでたばこを吸うことにより快楽を感じる方々にはエアーたばこは物足りなく感じてしまうでしょう。)

「エアーたばこ」は「禁煙」ではありません。

喫煙者の方が「エアーたばこ」に換えるだけなのです。

脳に「禁」ではなく「換える」という指示を与えるだけなのです。
たったそれだけで健康的な「エアーたばこ」に換えるだけで脳は酸素を多く含む酸化ヘモグロビンを多く供給でき、脳が活性化してゆくことが実感できるようになります。
最近「気力が無い」とか「忘れっぽい」とかの症状を感じてきたのなら、ただ「年のせい」ではなく「たばこのせい」なのです。
実際、たばこを吸うことにより脳の毛細血管が収縮して脳が一時的な酸欠状態に陥り、脳に流れる血液が不足する為にストレスを感じなくなると錯覚してしまうのです。

「エアーたばこ」実践の流れ

① 「エアーたばこ」にイメージを切り替える。

② いつものように吸いたくなったら喫煙する場所で「エアーたばこ」を吸う。

③ 最初は、0ミリのたばこなので「エアーたばこ」の本数が増え、特に長年喫煙されている方は肺胞の働きが悪く、「エアーたばこ」を上手に吸えない。

④ 根気よく続けることで徐々に上手に吸える様になる。

⑤ 次第に「エアーたばこ」の動作をしなくても軽い深呼吸だけで満足感が得られるようになる。

⑥ エアー(空気)をゆっくり吸い続けることで脳が活性化し、様々なストレスを感じ無くなり、体調も同時に良くなる。

⑦ 気が付くとたばこに対する興味は無くなっており、健康面の改善から考えてもたばこを吸いたいとは思わなくなる。

⑧ その結果、禁煙達成へとつながる。

<考案者> 三宅 真洋